書評『かがみの孤城』
こんにちは!ジンツキです。
今回は、今年に入ったなかで“オススメの一冊”を紹介します。
本を読むことがないヒトでも読み始めたら止まらず、
“スーッ”とこの本の世界観にどんどん引き込まれていって
読んでしまうこと間違いなしです!!
書籍の目次
《第一部 様子見の一学期》
五月・六月・七月・八月
《第二部 気づきの二学期》
九月・十月・十一月・十二月
《おわかれの三学期》
一月・二月・三月・閉城・エピローグ
こんな人に読んでほしい
学生に読んでもらいたいです。
物語の登場人物たちはみんな中学生で
思考・心情・仲間など10代の明るさの裏側に
ある暗く寂しい感覚がよく描かれているので
大学生でも共感しやすい内容になっています。
それに、大人の人でも全然読みやすいです。
今の中・高生の“いじめ”や“嫌がらせ”といった部分が
細かく書かれていますし、そのなかで生まれてく
る“絆”や“想い”が本当に感動します。
読んだ感想
言葉には出来ても口には出来ないもどかしさなど
登場人物のひとりひとりが抱える悩みが重苦しくて辛く、
心臓を“ギュッと”掴まれるくらい心苦しくて涙が出てくる
場面もありました。その場面の1行にこんなセリフがあり
ます。「ああいう子はどこにでもいるし、いなく、ならな
いから」いつの時代も常に自分が明かり続けていたい子や
そういう子達が周りにいるがために生きづらさを感じてい
る子はいて、人というのは互いに助け助け合う生きていく
ものだと感じました。この物語は後半になるにつれて、
“ビューーン”と急加速していくなかで伏線がどんどん回収
されていき衝撃と感動が最後に待ってました。
でも、そこで終わりではないんです!!
本当の感動が待っていたのはエピローグでした!!
もう、涙腺ダダ漏れの漏れ漏れです!!!!
まとめ
本当にオススメの一冊です。
かがみの孤城は堂々の7冠を取った作品でもあります。
2018年本屋大賞
王様のブランチ ブック大賞2017
ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2017
埼玉イチオシ本2017
第11回神奈川学校図書館員大賞
啓文堂書店文芸書大賞
ページ数が500超あるのにどんどん読み続けてしまう
この物語の世界観を読んで堪能してみてください。